無題
今日は、おばあちゃんから梨が届いた。
手紙付き。
写真付き。
おばあちゃんの手紙には、「愛」がたっぷりとつまっていた。
涙が止まらなかった。
おばあちゃんの言葉に、傷ついたことがたくさんあった。
「どうしてこんな子になってまった?」
「昔はええ子やったのに」
「あんだけ色々やってやったのに、恩を仇で返すんか」
だけど、今はわかる。
おばあちゃんがどんな想いでその言葉を言っていたのか。
どれだけ、おばあちゃんのその命を使って愛を表現してきたのか。
愛を注いできてくれたのか。
だからこそ、出る言葉。
今日、初めてわかったことがあった。
その手紙を読んで。
僕は、福冨家に生まれて幸せだ。
こんなにも、こんなにも、命を大切にして、
守って、愛を注いで。
僕には、受け止めきれなかった。
まだまだ未熟な、
成長段階の僕には。
だから、反発もした。
色んな、色んな、出逢い、経験を繰り返して。
おばあちゃんの想いがよくわかる。
おじいちゃんの愛がよくわかる。
苦しいくらいに。
僕は、それを受け取って、なにができるのか。
守られて、愛されて、今まで生かされてきた、この命を。
僕は、どうしてこんな生き方しかできないんだろうって思ってた。
家族に心配をかけ。
迷惑をかけ。
僕がいることで、苦しめているんだと思った。
生まれて来なかった方が、良かった?
だけど、
そういう想いを経験することが、必要だったのかもしれない。
その想いを経験したからこそ、なにかできるのかもしれない。
今、僕が僕で在れる。
今、できることはなんなんだろうか。
見えてきそうな、今日この頃。
なにかが変わる。
変わってきている。
今まで命を繋いできてくれた、先祖のみなさん。
お父さん・お母さん。
おじいちゃん・おばあちゃん。
ありがとう。
本当にありがとう。
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